| Q8 | | アスベストは、一般の戸建て住宅の屋根、外壁、内装の建築材料にも含まれていることがあると聞いたので心配です。 | | A8 | | 一般の戸建て住宅には、最も注意が必要な吹付けアスベストが使用されていることはあまり考えられません。一般の戸建て住宅に「屋根用スレート」「石綿セメント系の外壁材又は内装材」「ビニール床タイル」等のアスベストを含んだアスベスト成形板が使われることがありますが、目で見ただけで判断することは困難です。(社)日本石綿協会では、これらの建築材料リストを公表していますが、現在再調査中とのことです。
ただし、アスベスト成形板は、一般的にセメントで固められた板状の建築材料であることから、通常ではその状態が安定しており、アスベストが飛散する可能性は低いと考えられます。しかし、建築物を解体したり、アスベスト成形板を切断したりする場合は注意が必要です。あらかじめ調査の上、関係法令の安全基準等に基づき対策を講じて行わなければなりません。 |
| Q9 | | 吹付けアスベストと間違いやすいもの、似たものがありますか? | | A9 | | 吹付けアスベストと混同しやすい建築材料には、次のようなものがあります。いずれも、発がん性は認められていません。
(1) ロックウール 岩綿ともいいます。玄武岩その他の天然鉱物などを高温で溶融したものや高炉の溶融スラグを繊維状にした人造鉱物繊維です。吹付けアスベストの代替として使われています。アスベストを含む製品も使われていた時期もありますので、注意が必要です。 (2) グラスウール ガラスを溶融して繊維状にしたものです。断熱材として天井裏や壁の中に敷かれています (3) セルローズファイバー 木質繊維です。綿状にして天井裏や壁の中に吹き込んだり、吹き付けたりしています。 |
| Q10 | | アスベストが吹き付けられているのかを調べるには、どうしたらよいですか。石巻市で調査していただけませんか。 | | A10 | | ほとんどの場合、吹付けアスベストなのか吹付けロックウールなのか見ただけで判断することは困難です。また、市では調査を行っておりません。
まず、建築物の設計図面で調べてみてください。設計図面がない場合は、建築に携わった設計者や工事施工業者等に使用の有無を問い合わせてみるなどの対応が考えられます。また、県内にある下記の専門調査機関にサンプリング調査を依頼する方法もあります。
東北緑化環境保全(株) TEL 022-263-0607 エヌエス環境(株) TEL 022-238-4561 東(ひがし)スリーエス(株) TEL 022-743-3796
※参考 次の情報をもとに、建築物の建築時期と照らし合わせることで、アスベスト含有吹付け材が使われているかどうかを推察することができます。ただし、あくまでも目安ですから正確には専門の調査機関にサンプリング調査を依頼することが必要でしょう(ここでは、アスベストのことを石綿と表記しています。)。
吹付けアスベスト製品の製造時期について (財)先端建設技術センター発行「建設リサイクル法に関する事務処理の手引き」より
(1)石綿吹付けの製品製造時期は、1975年以前(昭和50年以前) (2)石綿含有ロックウール吹付け(半湿式)の製品製造時期は、1980年頃以前(昭和55年頃以前) (3)石綿含有ロックウール吹付け(湿式)の製品製造時期は、1988年頃以前(昭和63年頃以前) (4)石綿含有バーミキュライト吹付けの製品製造時期は、1975年頃以前(昭和50年頃以前) (5)石綿含有パーライト吹付け製品製造時期は、1975年頃以前(昭和50年頃以前) (6)石綿含有断熱材(保湿材)の製品製造時期は、1988年頃以前(昭和63年頃以前) |
| Q11 | | 吹付けアスベストが見つかったら、どうしたらよいですか。すぐ除去しなければならないですか。 | | A11 | | 「吹付けアスベスト」が有るというだけで、直ちに除去を義務づける法律は今のところありません。
ただし、「石綿障害予防規則」(2005.7.1施行)では、「事業者は、その労働者を就業させる建築物に吹き付けられた石綿等が損傷、劣化等によりその粉じんを発散させ、労働者がその粉じんにばく露するおそれがあるときは、当該石綿等の除去、封じ込め、囲い込み等の措置を講じなければならない」と規定しています。
ですから、飛散するおそれがある場合は、早急に次のいずれかの措置を講じることが必要です。また、その状態がしっかりしていて飛散する恐れがない場合でも早めに除去や飛散防止措置を講ずることが望まれます。
(1)除去 吹付けアスベストをすべて除去し、ほかの建築材料に代える (2)封じ込め 吹き付けアスベストの表面又はその内部まで固化剤を吹き付けるなどしてアスベストの飛散を防止する (3)囲い込み アスベストが吹き付けられている壁、天井などの部分をほかの建築材料で包み覆い隠し、部屋の中にアスベストが飛散しないようにする
吹付けアスベストを建築基準法に基づく耐火被覆として使用していた場合には、除去することで建築物の耐火性能が失われることになりますから、ほかの建築材料に代える場合には設計者や工事施工業者等にご相談ください。 |
| Q12 | | 「吹付けアスベスト」を除去する費用はどれくらいかかりますか、参考までに石巻市市発注工事の場合でいいから教えてほしい。 | | A12 | | 規模により異なりますが、おおよそ20,000〜25,000円/m2程度です。 |
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