毎年の月の大小は、江戸時代の好事家の遊び心を満足させる格好の材料でした。 そこから、さまざまな着想による大小暦が生まれました。 大小暦は、その年の大小の配列を言葉や絵で表現し、1枚の摺り物にしたものです。 商品として売られた物ではなく、各人が趣向に合わせて作り、年始の引き出物として友人・ 知人に配ったものです。
写真の大小暦は、屏風に大の月(ここでは2・3・4・7・9・11月) 小の月(閏2・5・6・8・10・12月)の文字が書かれており、床の間の前の鏡餅にネズミが 乗っているので、子年を表しています。これらのことから、この暦は嘉永5年(1852)のものとわかります。 |
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